-- てのひらOBD-CANモニタ --



M5Stackを使った汎用OBDII-CANモニタです。
MiEVモニタを作成する際にOBD-IIのPIDを調査するためにOBD-IIのCANモニタを作成する必要があったので、OBD-II CANモニタを作製しました。
MiEVモニタではありません!
i-MiEV・ミニキャブMiEVにはMiEVモニタを利用していただくことを推奨します。(頒布準備中です)
  なお、MiEVモニタはm5stack + commuモジュールでは動作いたしません.
※本記事はスキルのある方むけの記事です。(Arduinoで開発環境をインストール、簡単なプログラムの修正・コンパイル・転送が出来る程度を想定しております。)


必要な機材等


M5 Stack BASIC (core2はボタンの押下に対応してないのでソースの改造が必要です)
M5 Stack Commモジュール 終端抵抗を取り外す改造が必要です
commモジュール→OBDコネクタ接続ケーブル(自作)
USBtypeC 給電用カーチャージャー等
M5Stackで使えるSDカード(データを保存する場合のみ)
arduino開発環境

commモジュールの改造


m5stack commモジュールはそのままではCANの終端抵抗が接続されていますので、半田ごてでR2のチップ抵抗を取り外します。
(車載状態では双方終端されていますので、120Ω/2=60Ω、無改造commuモジュールの場合、120Ωが付いていると40Ωとなり負荷オーバーとなります。)

ケーブルの作成

(画像クリックでpdfを表示)
回路図に従ってケーブルを作成します。

ライブラリの準備

M5stackに必要なESP32ライブラリやM5stackのボード設定はあらかじめインストールされていると想定しております。

https://github.com/coryjfowler/MCP_CAN_libより、mcp_canライブラリーを入手します。
arduinoを起動し、スケッチ→ライブラリをインクルード→zip型式のライブラリをインストールでライブラリーをインストールします。
  

ソースファイルの入手〜コンパイル〜書き込み

こちらに置いておきます
tenohira100.ino(Ver.1.00)(右クリックでファイル保存をしてください)

Arduino1.8.19、M5Stack0.3.9 、esp32 1.0.6で開発、検証しております。


使い方

11ビット、500kBps Standardメッセージ、PID 0x000から0x7FFまでをモニタできます。
..表示のところはデータなしとなります。

左ボタンでPIDを増加、中ボタンでPIDを減少
右ボタンで現在の状態をSDカードに保存します
(ルートディレクトリにobddata.txtという名前で保存します)


CANのパラメータ変更は、 init_can内の
if(CAN0.begin(MCP_ANY, CAN_500KBPS, MCP_8MHZ) == CAN_OK)
この辺を変更すると良いと思います。

commモジュールはMCP2515への供給クロックが8MHzですので、CAN速度が速いとバッファオーバーフローおこす可能性があります。


スタート時のPID変更は loop内の
stt=0x200; //スタートPID
を変更すると変更できます。



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